猫の体調
猫の体調の変化を見抜くのは難しいですね。
猫ちゃんは言葉を話せないので「痛い」「つらい」「えらい」なんて言えません。私たち家族が目で見て、耳で聞いて、肌で感じてあげなければ。
その日もいつもと変わらない日常を送り、夕飯後に家族でゆっくりとしていました。
子猫のあずきも家族のそばで、ちょこんと座りのんびりしていると思っていたのですが、あずきを抱き上げた母ちゃんが
「あずき熱があるみたいだなー」
父ちゃんもあずきを抱っこしてみますが、猫ちゃんは37.7度~39.2度位が平熱なのだとかで、普段より少し温かいのかな?という感じ。
でも母ちゃんは「熱い!絶対熱がある!」と言います。
あずきの熱を計ると40.2度。
やっぱり熱が出ていました。
もう夜だったので、あした子猫のあずきをいつもの動物病院の先生に診てもらう事にします。
保冷剤が直接あずきに触れないように、タオルでくるみあずきの近くに置いておきます。
早く熱が下がる事を願って、母ちゃんと娘と父ちゃんで見守る事しかできません。
後になって気づくのですが、これが我が家の家族、子猫のあずきとFIP(猫伝染性腹膜炎)との闘いの始まりだったのです。
父ちゃんはまだ「猫FIP(猫伝染性腹膜炎)」が、とても恐ろしくてつらく悲しい病気だとは知りもしません。
猫FIP=猫伝染性腹膜炎とは
猫FIP(猫伝染性腹膜炎)とは何?
まったく知識の無い私ですが、猫伝染性腹膜炎・・・文字から推測するしかなく
「猫=猫ちゃん特有の病気?」
「伝染性=他の猫ちゃんに移された?」
「腹膜炎=お腹のあたりに炎症が出る?」
という感じに捉えていました。インフルエンザに近い病気で、病院に通って治してもらわなきゃ。
早く元気になるといいなー・・・って。
しかし、ネットで調べれば調べる程に恐ろしく、どんどん不安になっていきます。
獣医さんでも専門家でも無いので、間違っているかもしれませんがネットで調べた私の解釈では
猫FIP(猫伝染性腹膜炎)とは
「猫ちゃんの多くが持っているコロナウィルスが突然変異をしてFIPウィルスになって発症してしまう病気」
「発症してしまうと、完治がとても難しい」
「まだまだ病気が発症する原因が解明されていない」
「まだまだ病気の治療法が解明されていない」
「FIPの症状にはドライタイプとウェットタイプがある」
「多くの場合、発症してから進行が早い」
調べれば調べる程悲しくなってきます。そして何よりも元気の無い子猫のあずきがかわいそう過ぎます。
まだ生まれて間もないんです。
まだまだこれからなんです。
痛くないのかな?しんどくないのかな?
アメショーの「あずき」と対面~
いよいよアメショーの子猫「あずき」♀とご対面です。
娘にはブリーダーさんは、父ちゃんと母ちゃんのお友達だと言ってあります。
ブリーダーさんに部屋に案内していただき、ドアを開けるとそこにはアメリカンショートヘアの子猫ちゃん。
さすがに娘も2年生です。しばらくは驚いて黙っていましたが
「あずき?」って、満面の笑みで聞いてきます。
父ちゃん・母ちゃん「うんうん。妹のあずきだよ。」
この瞬間は忘れられません。小さな子猫のあずきは元気いっぱいに部屋中を走り回ったり、ゲージに隠れたり。
しばらくして馴れてきたのか、近づいてきて抱っこもさせてくれます。
アメショーのあずきはとても人懐っこく、とってもとっても可愛くて想像していた数倍の嬉しさです。
娘もすごく喜んでくれて、お誕生日サプライズが成功した瞬間でした。
アメリカンショトヘアの子猫「あずき」を迎えに
いよいよ娘の妹になる、私たちの家族になるアメショーの「あずき」を迎えに行きます。
ブリーダーさんからは、風邪?らしき症状も、体のハゲ?も治り体調も良いので大丈夫との連絡をいただき、みんなの日程を調整します。
娘は当時小学校2年生。母ちゃんも働いてくれているし、父ちゃんの休みは平日。
しかもアメショーのあずきを迎えに行くのは、高速を使っても片道2時間半くらいかかる県外。父ちゃんが土日に仕事を休むのは難しく、平日に娘の学校を休ませる訳にもいかず、結局はブリーダーさんに無理を御願いし、平日に娘の学校が終わり次第向かうことにしました。
いざ当日、急遽仕事が入った父ちゃんが何とか会社を出たのが15:00。
母ちゃんが娘に内緒で猫ちゃん用のキャリーケースを車に隠し、みんなで車に乗り込み出発です。
サプライズプレゼントなので、娘にはアメショーの「あずき」を迎えに行くことは内緒。遠くまでドライブという事にしてあります。
娘はただの長いドライブに飽きてきたのか?学校帰りなので疲れてしまったのか?途中から爆睡していました。
途中で長めの休憩を取ったり、高速を降りてから長い時間渋滞にハマったりで、ブリーダーさんの処に着いたの19:00位になってしまいました。
途中で連絡を入れたとは言え、予定を大幅に遅れてしまったのに、ブリーダーさんは暖かく迎え入れてくれました。
感謝感謝です。
アメリカンショートヘアの子猫の名前
アメリカンショートヘアの子猫ちゃんを迎えるにあたり、娘には
「いつか猫ちゃんを家族にするなら」という仮定の話で進めていました。
Q まず、子猫ちゃんの性別は男の子?女の子?
A 娘「妹が欲しい」
母ちゃんと父ちゃん、ガッツポーズで「クリア-」笑
(もう決めている猫ちゃんはアメリカンショートヘアの女の子)
Q じゃあ、妹の名前を考えようか?
A 娘・母ちゃん・父ちゃん「バナナちゃん」「みかんちゃん」
「焼き芋ちゃん」「メロンちゃん」「りんごちゃん」・・・
いろいろ候補を挙げますが、出てくるのは娘の好きな食べ物ばかり。
「えだまめ」「そらまめ」「えんどうまめ」「まめ」「大豆」
「豆」シリーズに入った時に「小豆」・・・出ました(笑)
そんなこんなで、娘はまだ会ったこともないアメリカンショートヘアの赤ちゃん、妹になる子に「あずき」と名づけました。
母ちゃんも父ちゃんも、可愛くイメージ通り(二人は顔を知っている)笑
全員一致で、まだ我が家に来てくれる前に、家族の会話に「あずき」がたくさん出るようになっていきました。
猫の「あずき」を迎える準備開始です
さあ家族になる猫ちゃんの為に準備の始まりです。
まずはお家(ゲージ)とトイレ。あとはご飯にキャリーケース… 必要なものはたくさんありますね。
ペットショップさんに行ったり、ネットで買ったりと意外と大変だけど楽しい買い物。
ここで気を付けなければいけないのは、娘のここねなのです。
娘のお誕生日プレゼントなので、母ちゃんと父ちゃんはサプライズでプレゼントを計画しました。
猫ちゃん用に用意した数々の品。買ってきた物はすぐ隠します。
ネットで購入した物は、配達の日時を指定して娘に見つからないように。
これが結構大変でしたね~。
娘のため猫ちゃんのために、母ちゃんを中心に準備を頑張ります。
猫の「あずき」が家族になるまで
いつもお世話になっているペットショップさんに探しに行ったり、インターネットでいろいろな猫ちゃんを見ては、父ちゃんと母ちゃんの会議が始まります。
いつも思うのですが、犬ちゃんや猫ちゃんとの出会いは運命的。
インスピレーションというか何というか。
我が家には犬の家族もいて、ここねのお姉ちゃんのチワワ「さくら」。
さくらが家族になる時は、母ちゃんと「まめしば」を探そうと決まっていました。
ペットショップさんに行った母ちゃんから、かわいい「まめしば」ちゃんが居たから連れて帰るとメール。
添付画像には黒いチワワの赤ちゃん。
チワワの麻呂マユ?が「まめしば」にそっくりだと言い張ります。
そんなこんなで、ひとり娘の生まれる前から「まめしば」に似ている?
チワワの「さくら」がお姉ちゃん。
そして、ネット徘徊を続けること数日。母ちゃんがアメリカンショートヘアの赤ちゃんの画像を送ってきました。
あ、この子だ。うちの家族になる子だ。
母ちゃんも父ちゃんも(我が家の力関係順です)意見が一致します。
隣の隣の県のブリーダーさんのHPで見つけたアメリカンショートヘアの赤ちゃん。
風邪気味?だったり少しハゲ?の治療中だったりで、写真は1枚しか見れていないのに決定です。
あとは母ちゃんがブリーダーさんとメールや電話のやり取りをしてくれました。
さぁ、あとは家族を迎え入れる準備です。